歯っぴぃコラム

■3号 ■2008年12月11日



わかっていてもやっぱり避けたいむし歯治療の痛み。最近、歯科治療の痛みを軽減する器具や治療法がいろいろ開発されています。治療中の痛みに不安があるときは、ぜひ、かかりつけの歯科医院に相談してみてください。


レーザー・・・むし歯治療と予防が同時に

1991年に歯科用として認可されたレーザーですが、今では様々な歯科治療に使われています。レーザーはピンポイントに照射できるので、むし歯に侵された部分だけを削ります。健康な部分は削りませんから治療の痛みはほとんどありません。
また、レーザーを歯に照射すると、歯の表面が酸に強い性質変化し歯の結晶も緻密になります。
レーザーを使ったむし歯治療は、治療と予防が同時にできるのです。


エアーアブレージョン…粉末をむし歯の部分に吹きつける

専用器先端部分から圧した空気と一緒に酸化アルミナの粉(体には無害)を歯に吹きつけ、その勢いで虫歯に侵された部分を除去します。歯の表面のごく小さなむし歯に適します。
器具が歯に触れないので痛くありません。また機械で削るときのような熱や振動がなく、歯の内部の神経に負担がかかりません。歯の表面の汚れも落ち、滑らかになります。


カリソルブ…むし歯の部分を溶かす

カリソルブはスウェーデンで開発されたむし歯部分だけを溶かす薬ですが、やっと薬事承認されました。
成分は低濃度の次亜塩素酸ナトリウムとアミノ酸で、この薬剤を混合してむし歯のところに塗り、溶けたら専用器具で取り除きます。
健康な歯質は傷つけないので、ほとんど痛みもなく振動も音もありません。小さく浅いむし歯で、咬み合う面のみのむし歯に適しています。
麻酔ができない方や極度の恐がりの方には安心できる治療方法です。
ただし、機械で削るよりも、治療期間が長くなります。


抗菌剤を調合…患部の細菌を殺す

むし歯に侵された部分に3種類の抗菌剤を調合したものをつめて殺菌し、自然治癒させる治療方法です。大きく削って修復するようなケースでも、この治療方法が成功すれば、歯をほとんど削らずにすみます。