歯っぴぃコラム

■7号 ■2008年12月28日


治療した歯がしみるのはなぜ?



 新しい象牙質ができるまで様子をみてください



むし歯の修復治療をしたあと患者さんから、「むし歯を治したはずなのに、しみたり痛んだりしますが大丈夫ですか?」と質問されることがあります。

これは、治療方法と歯の構造によるもので、しばらくするとごく自然にしみたり痛んだりすることはなくなりますから、心配はいりません。


 大きなむし歯は深く広く削ります

私たち歯科医は、患者さまの歯をできるだけ残したいと考え、「削るのは最小限に」を心がけています。

しかし、病気の広がりを防ぐためにどうしても大きく削ることもあります。
そのため歯の神経(歯髄)の近くまで削ることになります。
治療後の歯は、神経(歯髄)に近くなった分だけ刺激がすぐに伝わるので、軽い痛みやしみる症状が出やすいのです。




 金属の修復物がより刺激を伝えます

金属の詰め物や被せ物は、冷たい、熱い、などの刺激をよく伝えます。
神経に近くなっていて、しかも刺激をよく伝える修復物が入っていると、刺激の伝わりやすさは増しますから、痛みやしみる症状が強くでます。









 第二象牙質ができます

しばらくすると歯は、神経(歯髄)を刺激から守ろうとして、神経(歯髄)を囲むように第二象牙質と呼ばれる、新しい象牙質を作ります。
これができるにつれ、次第に痛みやしみる症状は消えてゆきます。