歯っぴぃコラム

■9号 ■2010年5月10日

フッ素とむし歯予防のメカニズム


最近ではテレビでもフッ素のむし歯予防効果が、大きく報じられています。
フッ素のむし歯予防のメカニズムに迫ります。





まず,むし歯の成り立ちを知りましょう。食べ物が入ると口の中は酸性になり、歯のエナメル質(歯の1番表層の部分)が溶け始めます。(脱灰)食後40分くらい経つと、唾液の働きにより口の中は中性に戻り、溶けだしたカルシウムやリンが歯の表面に取りこまれて再結晶化します。(再石灰化)私たちの口の中はいつもこの脱灰と再結晶化がおこなわれており、このバランスが取れればむし歯は発生しません。






強い歯になる


歯はフッ素を取りこむと、一部が降るおろアパタイトという酸に強い性質の成分に変化して強い歯になる。


抗菌作用


フッ素には、歯の表面についているプラーク中の細菌を抑制する働きがある。


脱灰の抑制と再石灰化の促進


フッ素があると、細菌の働きが抑制され結果的に脱灰が抑えられ、より再石灰化が進む。






フッ素入りの歯磨き剤の使用(おうちでの歯磨きに使います)
フッ素洗口(おうちでフッ素を使ってブクブクうがいをします)
フッ素塗布(歯科医院でフッ素を歯に塗ります)
フッ素を水道水に入れる(*日本ではあまり行われておりません)

フッ素の塗布は歯科医院でしかできません。また、都城市では市の検診の時に歯科医師・歯科衛生士が行う場合もあります。
定期的な利用で積極的にむし歯を予防しましょう!
あやべ歯科クリニックでは、家庭では「MIペースト」による予防や「ミラノール(フッ素洗口)」による予防、定期健診で歯の健康手帳を作り、院内でのフッ素塗布も行っております。
お気軽にスタッフにお問い合わせください。


Q.フッ素ってどんなものなのですか?

フッ素は自然の中に含まれている元素のひとつです。
地中はもとより海水、河川、植物、動物などすべてに微粒ながら含まれており、私たちが食べたり飲んだりする者の中にも、量は異なるものの、必ずと言っていいほど含まれています。


Q.フッ素は安全?


フッ素洗口液は、1回分の全量を飲み込んでも安全な量に処方されています。園児(体重20kg)の場合。フッ化ナトリウム濃度0.05%の洗口液を25人分以上一度に飲まない限り、急性中毒を起こりえないことが分かっています。


Q.自然のフッ素とむし歯予防に使うフッ素は同じものですか?


むし歯予防のフッ素には普通フッ化ナトリウムが利用されます。このフッ化ナトリウムは、天然の岩石である「蛍石」から生成されるもので、自然のフッ素と同じものです。


Q.妊娠中にフッ素を使っても大丈夫ですか?


フッ素は胎盤をほとんど通過しないので、妊娠中にフッ素を使っても胎児に影響しません。

妊娠中からお母さんがフッ素でむし歯の予防をすれば、お子さんのむし歯菌の感染を防ぐことに役立ちます。